Skip to content
EntityQ1071416· pop 27· linked from 49 articles

スミスチャート

Sign in to save

graphical aid designed to assist in solving problems with transmission lines and matching circuits in radio engineering

Wikidata facts

Subclass of
diagram
Image
Smith chart gen.svg
Show 2 more facts
Commons category
Smith charts
time of discovery or invention
1939-00-00
Sources (3)

via Wikidata · CC0

Article · 日本語

スミスチャート(Smith chart)とは、電子工学において伝送路のインピーダンス整合を設計する際に用いられる、複素インピーダンスを示す円形の図表である。1939年にRCAのエンジニアでアマチュア無線家(コールサイン 1ANB)でもあるフィリップ・スミスにより発明されたとされる。発明の理由をスミス氏は「計算尺が使えるようになった頃から、数学的な関係を図で表現することに興味を持っていた」と説明した。スミスの提案の2年前、日本無線電信株式会社の水橋東作は1937年(昭和12年)に発表した論文中第1図で、「反射係数の(及)に対する円線図」という正規化インピーダンスに対するスミスチャートと等価の計算図表を提案し、この「便利な図」を用いてグラフィカルにインピーダンスの計算ができることを示した。このため日本国内では、スミスチャートは水橋チャートまたは水橋-スミスチャートと呼称するのが妥当であるとの意見が存在する。 スミスチャートの基本は次の式で示される。 は複素反射係数(散乱係数sまたはとも呼ばれる)、は伝送路の負荷の正規化インピーダンスで、に等しい。ここで、 は負荷のインピーダンスは伝送路の特性インピーダンス である。 この図自体は複素平面であり、水平軸は複素反射係数の実数部、垂直軸は虚数部を表す。また、各円上はインピーダンスの実数(抵抗)成分が一定、上下に曲がった曲線上(実は円弧)はインピーダンスの虚数(リアクタンス)成分が一定である。図の中心は負荷と伝送線路が整合された場合に対応する。図の周囲は100%の反射に対応し、周囲に書かれた角度は反射係数の位相を0から180度(半波長)で示す。 インピーダンスではなくアドミタンスを表すスミスチャートをアドミタンスチャートと言う。アドミタンスチャートはスミスチャートを180度回転して作成される。スミスチャートにアドミタンスチャートを重ね合わせたものをイミタンスチャートと言う。 コンピュータの時代になり、紙のスミスチャートが問題を解くために使われることは少なくなったが、高周波の複素インピーダンスを直感的にわかるかたちで示す方法として、非常に有用な方法である。また、電磁気学(特に電波工学)を学ぶ学生には、通常はこの図表を用いた演習問題が課されており、依然として重要な教育手段である。 また、ネットワークアナライザと呼ばれる計測器では、測定結果をスミスチャートの形で表示する。ネットワークアナライザは、現代の高周波回路の設計に欠かせない計測器である。

Abstract from DBpedia / Wikipedia · CC BY-SA