弦楽四重奏曲第5番 (バルトーク)
Sign in to saveAlso known as String Quartet No. 5, BB 110
composition for string quartet by Béla Bartók
Wikidata facts
- Genre
- chamber music
- Composer
- Béla Bartók
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- number of parts of this work
- 5
- title
- String quartet no. 5
- inception
- 1934-00-00
- date of first performance
- 1935-00-00
Sources (1)
via Wikidata · CC0
Article · 日本語
バルトークの弦楽四重奏曲第5番(げんがくしじゅうそうきょくだい5ばん)Sz.102は、1934年に作曲された弦楽四重奏曲である。アメリカのの委嘱に応え、同年8月6日から9月6日までのわずか1か月で書き上げられた作品で、クーリッジ夫人に献呈された。 1920年代のバルトークは急進的に無調へ突き進んでゆく作風の作品を書き上げ、弦楽四重奏曲第3番(1927年)、第4番(1928年)はその典型的な作例となっている。しかし1930年に書き上げられた『カンタータ・プロファーナ』では、三和音による終止など伝統的な和声への回帰の傾向が見られるようになり、同年から翌1931年にかけて作曲されたピアノ協奏曲第2番でその傾向は一層顕著になる。これは、バルトークが協奏曲を大衆にアピールする音楽であると考えていたためであるが、より内省的な音楽であると考えていた弦楽四重奏曲においても、三和音の使用は控えられてはいるものの、この傾向と無縁ではあり得なかった。 弦楽四重奏曲第5番は、5つの楽章からなるが、両端の楽章がいずれも変ロのユニゾンで終わるなど中心音が明確となっており、また全音階的進行が支配的である点など、先行する弦楽四重奏曲からは著しい変化を示している。また特殊奏法の使用も前作に比べ控えめで、穏健で端正な印象を与える音楽となっている。しかし一方で、弦楽四重奏曲第4番同様、楽章構成はアーチ形式のシンメトリカルな構造(回文構造とも称される)となっており、独自の様式感に、より清澄な音響を盛り込んだ、いわゆる晩年様式を予言する作品とも言われる。
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